最近では、小学校に入学する前にひらがなを書けるようになっている子どもたちを多く見かけるようになりました。お母さんにとっては、子どもが文字に興味を持つことはとても喜ばしいことです。
お母さんは文字を覚えてほしい一心でつい、どんどん教えたくなってしまいます。そうなってしまうと、厳しくなったり細かいことばかり注意してしまって子どもがやる気を失ってしまうことになりかねません。
では、どのようにしてひらがななどの文字を教えてあげればいいのでしょうか?教えるタイミングやコツなどを紹介したいと思います。
ひらがなを教えるタイミング
子どもが興味を持ったとき。これが1番いいタイミングです。ほとんどの子どもがひらがなに興味を持つときがきます。そのときがひらがなを教えるタイミングです。
子どもは、興味を持ったことは楽しいと感じ、どんどん吸収していきます。大切なのは、子どもが「ひらがなって楽しい」と感じること。そして、そのやる気を持続していくことが必要です。
ほかのタイミングとしては、小学校入学です。小学校に入学すると授業でひらがなを習います。もちろん宿題でもひらがなの練習をします。その際にしっかりと向き合い、ほめて伸ばしてあげましょう。
小学校入学までにひらがなを覚えさせないと…と思わなくても大丈夫。子どものペースに合わせてゆっくりと構えましょう。
ひらがなの教え方
子どもがひらがなに興味を持ち、書き始めたらお母さんはどうしたらいいのでしょうか?
とりあえずはそばでそっと見守りましょう。最初のうちは、当然ですが上手に書くことはできません。線が1本多かったり少なかったり、鏡文字になってしまったりします。正直間違いだらけです。しかし、それでも子どもが一生懸命書いたものです。しっかりとほめましょう。
まずは、一生懸命書いたという努力を褒めましょう。ひらがなは練習次第ですぐに上手になります。日々、上達していることをしっかりと褒めてあげましょう。昨日よりこんなところが良くなった、上手になったという感じです。大好きなお母さんに褒められた子どもは、どんどんやる気になっていきます。
注意すること
怒ったり小言を言ったりしない
初めから上手に書ける子どもなどいません。かつて子どもだったお母さん自身も、初めから今のような字が書けたわけではありませんよね。子どもが上手に書けないからといって、怒ったり、小言を言ったりするのはやめましょう。ひらがなが上達しないばかりか、やる気がなくなり、勉強そのものが嫌いになってしまう可能性があります。
早く早くと急かしたり、文字の間違いや書き順を注意するのもやめましょう。ひらがなを一生懸命覚えている、その努力を認めてあげるのが大事です。
自分が手本となる
丁寧に書いてほしい、書き順をきちんと覚えてほしいというお母さんの気持ちもわかります。しかし、そういった指導的なものは学校に任せましょう。どうしても、と思われるお母さんは、隣で一緒にひらがなを書いたり、子どもにきれいな字で手紙を贈るなどして、お母さんが手本となるようにしましょう。
子どもの鉛筆の持ち方も気になるポイントです。正しい持ち方をするためには、注意して直させるのではなく、矯正できる鉛筆などを使うことをオススメします。鉛筆の正しい持ち方や矯正道具については、下記のサイトに詳しく解説されていますので参考にしてください。
長い目で見守ることが大事!
子どもがひらがなを覚えることは素晴らしいことであり、とても大変なことです。
お母さんも、早く上手になってほしいとついつい口を出したりしがちですが、ここはぐっとこらえて長い目で見守りましょう。そして、しっかりと褒めてあげてください。そうすることで、きっと子どもはひらがなが大好きになりますよ。
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